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一杯の幸せ

放射線治療後の食事に与える影響は若干乾いた物が汁物が無いと食べられないくらいだ。だから最近は麺類が少し多くなってきた。
昨日、義兄が東京築地からラーメンとウドンの土産を頂いた。築地と言えば魚のイメージしかなかった。東京に住んでた頃も築地には遊びに行かなかったので麺類の土産には少し驚いた。
でもそこは現地では名の知れた店らしい。そこで早速晩御飯にウドンを選んだ。体に気を使うようになってから食べるようにしている「冷製ネバネバうどん」です。
アルデンテにして納豆、おろし大根、とろろ芋、トマト、白菜、キュウリ、豆苗、半熟卵、きざみ海苔、今日はオクラが無かったので残念、以上を「追いがつお つゆの素」で頂く。
我が家のまかない絶品料理です。
築地ウドンの腰の強さ中に感じた事は、食感には「五基本味」というのがあって、これには甘味、塩味、酸味、苦味、そして旨味(うまみ)があります。
辛味は入りません。辛味は味細胞で感じる味じゃないので、痛覚を刺激する物だからです。その中の旨みを感じました。
そして一玉づつ手切りしてありました。麺という食べ物は良く噛まないと味がわかりません。
良く一口食べた瞬間に「美味い!」と言ってる人って汁の味しか分かってないと思います。
麺は噛めば噛むほど本来の素材の美味しさが引き出されてきます。僕は特に出汁も大切ですが麺その物の味の方を優先しています。
同じ炭水化物でも米もそうじゃないでしょうか?美味しいお米も噛めば噛むほどに甘さが出て来て美味しいはずです。
中咽頭ガンの放射線治療で唾液腺にダメージを受けてる僕には尚更良く噛む事が必要です。
美味しい物をより一層美味しく食べる事は人間という動物の特権です。
だから「食」を楽しめる事に感謝しています。たった一杯のウドンからも今日の幸せを頂きました。
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by tturarc166 | 2016-04-09 08:35 | 美味しいもの

美しきかな北海道 カントリーカフェ・ タイムトンネルから発信


by ムッシュ