未再生車へのこだわり ポンコツ万歳!

僕が尊敬出来るラーダーの条件の中に、一台をずっと乗り続けている人というのがある。これは本当にすごいと思う。
自分は好きな物に対してのみ好奇心が旺盛すぎて、このバイクに乗りたい、あのバイクに乗ってみたいと思ってしまうからつい色々な物に手を出し過ぎてしまう。
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でもそう思う時は決してカッコのいいバイクだからではない。
例えばライラック号が好きになったきっかけは昔、
老人が蕎麦屋の店先で黙々と変わったバイクを磨いているのを目撃した時、僕は衝撃を受けた。
それは変わったレイアウトのエンジンで、妙な場所にフロントウィンカーが付いてたし、リアウィンカーはストップレンズと一体型で今までに見た事のない形をしていた。
そしてそのバイクが何ともその老人に似合っていたのだ。
バイクが自分に似合うかどうかは他人じゃないと判断出来ないものだ。
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旧車に凝りだした頃はレストア作業の毎日だったけれど、歳を取るにつれ旧車に対する考えが変わりはじめてきた。
自分にはボロいバイクの方が似合うのではないか・・・という事と、時代を経て走り続けてきたその「証」とは
金属部分の錆や、塗装の剥げや、タイヤパターンやヒビであり、
決してレストア車両では知る事の出来ない「その車両の経歴」が見えてくる。
そう思い始めた頃から再生するにあたり、現在の道路事情(田舎)に対応出来るだけの作業に留めるようになった。
ようするにエンジン、ブレーキ、サス、電装類のみ整備し、外装は限りなくそのままの方が見ていても乗っても当時の時代背景が感じられるから楽しくてしかたがない。
他人から見れば笑われるかもしれないけれど、どうしても当時のライダーの気持ちになってみたいのだ。
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このヤマグチもアリエル・リーダーのようにビジネスマンでも服を汚さないようにカバードされているけど実際に乗ったらどうなんだろう・・・とか。
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DSK号は浅間火山レース250ccクラスで入賞したにもかかわらず取り消された理由を調べたり、BMW本社から大東精機工業に視察団が来て訴訟を起こされずに済んだ事が信じられなく、本当に素晴らしい車両ならば絶対に乗ってみたいと思って本物?のR25とA25を乗り比べて一人で納得した事も有った。
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OHCのメグロってどんな走りをするんだろう・・・何で不評だったんだろう・・・
それも現在乗ってみてわかったのは、当時の日本の道路事情はほとんど砂利道で、このハイカムとクロス気味のミッションではすごく走りづらかったからだと思った。今なら軽快に走るのに当時だったから売れなかったけどもう少しあとだったら売れてメグロ製作所の行く末も変わったはずだ。とか・・・
そんな事を思い浮かべながら走るのが好きだ。
旧車は決して見るだけではなくバイクなんだから走らなければその「価値」がわかるはずかない。
だから僕は必ず車検を取得するか250cc以下なら自賠責保険を掛けて公道を走る。
でも公道と言っても我が家から10分も走れば美しい美瑛の丘の農免農道が待っている。
綺麗な景色を眺めながらエンジンの音に耳を傾け、当時のライダーになりきる。
この素晴らしいテストコースが近いから我が家の場所を選んだ理由だ。
人間は歳をとると体力気力がどんどん減って行くけど、バイクはしっかり整備すれば当時のデータに近いパワーが出せる。
ピカピカのバイクはもういらないし、自分には似合わないと思う。
でも綺麗にレストアされた30年代~50年代の英車が乗れるならば少しオシャレして乗ってみたい気もする・・・
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いいなあ・・・ ES2
死ぬまでに一度乗りたい (´∀`*)
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by tturarc166 | 2015-11-27 19:13 | バイク | Trackback | Comments(0)

美しきかな北海道 カントリーカフェ・ タイムトンネルから発信


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